科学のラジオRS 第155回【「宇宙飛行士」の壁とは!?】

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宇宙飛行士になれない本当の理由は「JAXAの給与規定」でした

体力に自信がないから?勉強が足りないから?宇宙飛行士になれない理由は色々思いつきますが、まさか「会社の就業規則」が壁になるとは誰も思わなかったはずです。今回は、そんな笑って驚ける本音トークから、月面探査の最前線まで、盛りだくさんの回のお話です。

宇宙飛行士への一番の壁は、実は「会社の給与規定」でした(本当です)。

宇宙飛行士を夢見て気合十分の芸人さんが、分厚い就業規則の本を前にガックリと肩を落としている図。本のページには「兼業禁止」の文字がでかでかと。夢とお仕事のリアルが、まさかのところでぶつかり合う一コマです。

宇宙への道のりって、体力測定より先に「就業規則」で止まることもあるんですね。

そもそも何が起きているの?

今回のゲストは、JAXAで有人宇宙技術を担う理事補佐の川崎和義さん。番組内では、宇宙飛行士に求められる「協調力・環境適応力・発信力」という3つの条件が紹介され、特に新しく加わった「発信力」という条件に、ラジオパーソナリティの2人がすっかり色めき立つ場面もありました。

そして本編では、2028年を目標とするアルテミス計画の水探査ミッションや、話題になった月着陸船「SLIM」の裏側など、笑いと驚きが詰まったエピソードがたっぷり語られています。

このテンポの良い掛け合い、文章より耳で聞くほうが何倍も面白いです。ぜひポッドキャストの本編もタップして聴いてみてください。

ここから先は、もっと知りたい方向けの深掘りタイムです。気になるところだけパチパチっと開いて読んでみてください。

① 宇宙飛行士になれない理由は「体力」じゃなく「給与規定」だった

番組中、黒ラブ教授が「今日オーディションですから!吉本芸人と兼業できないんですか?」と川崎さんに詰め寄る場面がありました。すると川崎さんから返ってきたのは「検討したことあったんですけど……JAXAの給与規定では難しい」という、なんとも身も蓋もない一言。

吉田アナも思わず「給与規定!?そこ!?」とツッコミを入れていましたが、宇宙飛行士になれるかどうかのハードルが、体力や適性である以前に「兼業不可」という会社員としてのリアルな壁だったというのは、聞いていて思わず笑ってしまう裏話です。

② 新条件「発信力」に、色めき立つラジオパーソナリティ2人

川崎さんが「3つ目の条件として『発信力』を入れました。日本人として月でどう感じたかを日本語で伝えてほしいなと」と語った瞬間、吉田アナは「アナウンサーありなの!?『科学のラジオ 宇宙兄弟』として行きましょう!」と一気にテンションアップ。

黒ラブ教授も「『どうもサイエンティアです!今月です!』って漫才の入りだと、ネタだと思われて本当だと思われない(笑)」と便乗し、2人であっという間に「自分たちの時代が来た」と盛り上がる様子は、聞いているこちらまで思わず笑顔になる掛け合いでした。

③ 「引っ越し先の水道チェック」!月の水を探すLUPEXミッション

2028年を目標に進むアルテミス計画。その一環として注目されているのが「LUPEX(ルペックス)」という水探査ミッションです。月に人間が定住するためには、まず「水道が引けるかどうか」、つまり利用できる水(氷)が本当に存在するのかを確かめる必要があります。

調査の舞台は、太陽の光がまったく届かない極域の「永久影」と呼ばれる場所。まさに引っ越し先の物件を決める前に、実際にドリルで井戸を掘って水が出るか確かめているような、地道で欠かせない下調べです。

④ 「倒れた」と話題のSLIM、実はAIが自分で判断した神対応だった

ピンポイント着陸精度5mという高精度な技術で話題になった月着陸船「SLIM」。しかし世間では「ツップしてる(倒れ込んでいる)感じになっちゃったんですよね」と、着陸後にひっくり返った姿ばかりが話題になりました。

ところが川崎さんいわく、「(笑)。但し逆に言えば、そのまま降りたら激突だったのを回避した。あれはAIが自分で判断してやりました」とのこと。つまり、あの姿勢は失敗ではなく、障害物への衝突を自律回避AIがとっさに判断した結果だったのです。見た目のインパクトの裏に、実はとても高度な技術が隠れていた、笑いと驚きが同居するエピソードでした。

⑤ おもちゃ作りのタフさが月面で活きる「SORA-Q」

タカラトミーがJAXAと共同開発した超小型の月面ロボット「SORA-Q」。変形機構を持つこのロボットには、「子どもが乱暴に扱っても壊れない」「安くて工夫が詰まっている」という、おもちゃ作りで培われたノウハウがふんだんに活かされています。

過酷な月面環境で求められる高い信頼性と、おもちゃメーカーが日々磨いてきたタフさや工夫の精神は、実は驚くほど相性がよかったのです。番組内では、JAXAのプロジェクトが上からの強制ではなく、研究者や技術者が「あの石が見たい!」「水を探したい!」と情熱をぶつけ合って目標を決めていく、まるで部活のような雰囲気であることも語られていました。

もっと知りたい方へ

月面探査の最前線について、さらに詳しく知りたい方は、以下の公式サイトもぜひ覗いてみてください。

宇宙飛行士になれない理由が「給与規定」だったり、おもちゃメーカーの技術が月面で大活躍していたり。今回もまた、宇宙開発の華やかなイメージの裏にある、人間くさくて温かいエピソードにたくさん出会えました。それでは、また次の知りたいでお会いしましょう。


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