科学のラジオRS 第16回【大分県が宇宙の玄関口に!】

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「家賃7万円のはずが42万円請求される」レベル!? 大分空港が宇宙港になる、まさかの計画

宇宙開発というと、どこか遠い国の巨大プロジェクトのイメージがあるかもしれません。でも実は、日本の大分県が「宇宙の玄関口」になろうとしていることをご存知でしょうか。今回は、そんな身近になりつつある宇宙ビジネスの、意外と生々しいリアルに迫ります。

大分空港が、飛行機からロケットを打ち出す「宇宙港」になろうとしています。(予算は当初の6倍に膨らみピンチですが)

※イラストは完全なるイメージです。

合わせて知ってほしい、イーロンマスク(スペースX)のスターリンクの努力。空(宇宙)に打ち上げる人々と、空(宇宙)を見上げる人の戦いもなんともおもしろい!世界最先端の頭脳集団が集まる開発室。ホワイトボードには難解な数式がびっしり書かれているのに、その足元では白衣を着た大人たちが、小学生の夏休みの工作のように「衛星に日よけの帽子」を一生懸命セロテープで貼り付けている——そんな、天才と泥臭さが同居するシュールな光景です。

宇宙開発って、実はこんなにも「あるある」な失敗と工夫の連続でできているようです。

そもそも何が起きているの?

大分空港が、飛行機の翼の下にロケットを吊り下げて上空で打ち出す「水平型打ち上げ」の拠点として選ばれています。天候に左右されにくく、コストも抑えられるはずの計画でしたが、当初7億円だった予算は、結局42億円にまで跳ね上がってしまいました。いわば「一人暮らしを始めようと家賃7万円でアパートを借りたら、あとから42万円請求された」ような衝撃です。

一方、宇宙では地球全体にインターネットを届けるイーロン・マスクの「スターリンク」がすでに数千機稼働していますが、その反射光が天体観測の邪魔になる「光害」として、世界中の天文ファンから苦情が殺到しています。星が見づらくなるぐらい大量に打ち上げれている事もビックリ!!ですが、その対応もまた面白い!!

最近の宇宙事情、ココでしか聴けません。ぜひポッドキャストの本編もタップして聴いてみてください。

気になるところだけパチパチっと開いて読んでみてください。

① スターリンクと「光害」という、世界中を敵に回した嫌がらせ

イーロン・マスク率いるスペースXの「スターリンク」は、地球の周りに数万機の小型衛星を配置し、地球全体にインターネットを届けようという壮大な計画です。すでに数千機が稼働中です。

しかし、夜空でこの衛星の反射光が強すぎて、天体観測をしている天文学者たちの望遠鏡の前で、まるでLEDをチカチカさせられているかのような「光害」となり、世界中の天文ファンを激怒させる事態に発展しました。

② 世界最高の頭脳集団による「小学3年生の工作」レベルの試行錯誤

この苦情を受けたスペースXが最初にとった対策は、なんと衛星を黒く塗るというシンプルなものでした(通称「ダークサット」)。ところが今度は、黒くしたことで太陽熱を吸収しすぎてしまい、熱で故障するという新たな問題が発生してしまいます。

そこで次にとった策が、衛星に日よけ(サンバイザー)を取り付けるというもの。この「バイザーサット」を9,000機も打ち上げることになりました。世界最高峰の頭脳集団が、まるで夏休みの工作のような泥臭いトライ&エラーで問題解決に挑んでいるという、なんとも人間味あふれるギャップです。

③ 東京〜シンガポール15分!ただし「15分失神」の落とし穴

大気圏外を経由して超高速で都市間を移動するロケット移動構想も、着々と進められています。理論上は、東京からシンガポールまでわずか15分で到着できるとされています。

ただし、そこには大きな落とし穴があります。凄まじい加速G(加速度)がかかるため、一般の乗客は移動中に気絶してしまうというのです。番組内でも「15分で着いても、気絶から起きるのに15時間かかるなら普通に飛行機で行け!」という爆笑のオチとして語られていました。夢のような技術の裏にある、なんとも現実的でユーモラスな課題です。

さらに知りたい方は

今回ご紹介した大分のスペースポート計画やスターリンクについては、以下の公式サイトもぜひ覗いてみてください。

家賃が6倍に跳ね上がるようなお金の生々しさから、衛星に日よけを貼るという小学生的な発想まで。完璧に見える宇宙開発も、その中身は私たちの日常とそう変わらない、人間くさい積み重ねでできているのかもしれません。それでは、また次回の知りたいっ!!でお会いしましょう。

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